南部アイスランド
レイキャヴィークの南西レイキャネス半島に向って車を約40分程走らせると、 もくもくと上がる白煙を目にします。そこが、Svartsengi(スヴァルツェンギ地熱発電所)で、 その発電所に隣接して、アイスランドで最も有名なブルーラグーンがあります。 右も左も溶岩台地の中で突如現れる、ブルーラグーンの淡い水色は、 思わず息を呑んでしまうほど美しい色をしています。
このレイキャネス半島には、2つの地熱発電所があります。1つがスヴァルツェンギ地熱発電所で、 もう1つが、Reykjanes Power Stationl(レイキャネス・パワー・ステーション)です。 近くにある地熱発電所としては他にNesjavellir Power Plant(ネーシャヴェトリル・パワー・プラント) とHellisheiði Power Station(ヘトルスヘイジ・パワー・ステーション)があります。 かなり昔から、レイキャネス半島の町では、 町が海に隣接している為に市民は漁業を中心に生活をしていました。
Grindavík(グリンダヴィーク)や, Sandgerði(サンドゲルジ)にある博物館では、 伝統的な船乗り業について知ることができます。 レイキャネス半島を東に行くと、アイスランドで最も有名なThe Saga of Njáll(ニャールのサーガ) について、Hvolsvöllur(クヴォルスヴォットル)サガセンターでそのストーリーが語られていす。 Stokkseyri(ストックスエイリ)のゴーストセンターでは、 亡霊現象について説明をしているユニークな博物館もあります。 このストックスエイリには、黒砂で有名な海岸があります。
ヘンギル地熱発電所の近くに、アイスランドでも有名なÞingvellir(シンクベトリル)があります。 西暦930年に初めて民主議会(アルシンギ)が開かれた1798年までこの場所で アルシンギが開かれていました。1930年に国立公園になって、 2004年ユネスコの世界文化遺産に登録されています。 シンクベトリル国立公園から少し東に行くとSkálholt(スカウルホルト)があり、 ここはアイスランドで最初の司教管区司教座があった所で、1056年から約700年間、宗教、政治、 文化が中心であった場所です。
教会は、1963年に改築され、美しくシンプルな建物です。 南部アイスランドで圧巻なスポットは、やはりGullfoss(グルフォスの滝)でしょう。 又この地域は地熱発電所も多く、温泉を利用したグリーンハウスも多くみられます。 地熱で有名な場所がGeysir(ゲイシール)です。間欠泉で、大地から温泉が吹き上げているのです。 生きた地球を実感できる場所です。ここから更に東に行った所には、2つの活火山があります。 1つはMt. Hekla(ヘクラ火山)で、もう1つは、Mt. Katla(カトラ火山)です。 ヘクラ火山は、過去に約20回も噴火をしており、Mýrdalsjökull(ミールダルスヨークトル氷河)の麓にある カトラ火山は、今一番アイスランドで噴火する可能性がある火山です。 一番最近にカトラ火山が噴火したのは、1918年で、1955年まで小さな噴火を繰り返してきました。 南海岸の少し南に、Westman Islands(ウエストマン諸島)という島があります。ここは、野鳥の宝庫で、 特にアイスランドで有名な、西ツノメドリ(パフィン)が多く生息しています。 この島は、1973年に大噴火を起こしましたが、死傷者を1人も出すことなく、 今では観光地として噴火の跡を見ることができます。 南アイスランドは、アイスランドの生きた自然、火山や地熱によって発達し、 今もその恩恵を受けてい発展している熱い地域なのです。
南部・西南部アイスランドのスポット
Blue Lagoon(ブルーラグーン)
レイキャヴィークから約46キロ、車で約40分、ケフラヴィーク国際空港から約15分の溶岩台地の真ん中に 白煙を上げる、Svartsengi(スヴァルツェンギ地熱発電所)が現れてきます。 地熱発電所に隣接した所に世界で一番大きな露天風呂、ブルーラグーンがあります。 アイスランドを代表する施設で、アイスランドに訪れたら、必ず立ち寄って頂きたい所です。 温度は、37度から40度くらいと日本人には、少しぬるめのお湯ですが、 ミネラルとケイ素がたっぷり含まれた温泉は、皮膚疾患にも効いて、入浴後は身体の芯から温まります。 白い泥を顔に塗っている光景を目にしますが、温泉の下からすくい上げた泥ではありませんので、 お気をつけ下さい。温泉の下は、ただの砂です。白い泥は、温泉の各箇所に設置してあります。
日本から到着した日に、ブルーラグーンの横にあるホテル、Northernlight Inn(ノーザンライト・イン)に 宿泊して、翌日にブルーラグーンに行って疲れを癒すのも良いですし、 帰国日の前日にノーザンライト・インに宿泊して、旅の疲れを癒すのも良いと思います。 秋、冬は、オーロラ鑑賞のチャンスもありますので、ノーザンライト・インでの連泊をお勧めします。 ノーザンライト・インとブルーラグーンの直線距離は、約200メートルと近いのですが、 残念ながら直線道は無く、徒歩で行く場合は約20分位掛かります。 ノーザンライト・インに宿泊のお客様は、スタッフがブルーラグーンまで送迎してくれます。 レイキャヴィークの街中から行く場合は、各旅行会社が行っているツアーに参加するか、 入場料と交通費が含まれていて、約1時間おきにReykjavik Excursions社が運行しているシャトルス、 Bluelagoon Expressを利用すると時間を気にする事なくブルーラグーンを楽しめます。 ブルーラグーン内での時間制限はありませんので、何時間でも温泉に浸かっている事ができます。 秋や冬のブルーラグーンも頭寒足熱でとても気持ちがよく、運が良ければ、 温泉に浸かりながらのオーロラ鑑賞なんて、最高ですね。
オープン時間
Blue Lagoon | 9月1日~5月31日 | 6月1日~8月31日 |
温泉 | 10:00-20:00 | 08:00-21:00 |
ショップ | 10:00-21:00 | 09:00-22:00 |
レストラン | 11:30-20:30 | 11:30-21:00 |
入場料
対称 | 入場料 "ブラックリバーフォールズ、ウィスコンシン州" |
大人 | EUR23 |
14歳/15歳 | EUR7 |
13歳以下 | 無料 ※保護者同伴の場合 |
67歳以上 | EUR7 |
レンタル料
項目 | レンタル料 |
タオル | EUR4 |
水着 | EUR4 |
バスロブ | EUR7 |
Golden Circle(ゴールデン・サークル)
世界文化遺産のシンクベトリル国立公園、地球の鼓動を感じるゲイシール(間欠泉)、 大瀑布グトルフォスの滝を回るツアーで、アイスランドの旅の登竜門といえます。
Þingvellir(シンクベトリル)
男女差別も少なく、同性愛者も寛容に受け入れられている理由には、過去を紐解く必要があります。 ノルウエーから自由な国を求めてきたアイスランド人の祖先達は、 西暦930年に世界で初めて民主議会を開きました。この民主議会(アルシンギ)が開かれた場所が、 シンクベトリルです。憲法を制定し、全ての人達が平等に生きる為に、議会制民主政治を確立したのです。 シンクベトリルは、ヨーロッパ大陸とヨーロッパ大陸の分岐点であるというのも、 何か不思議な関係を感じさせます。この地球の割れ目を"ギャウ"と呼んでいます。アイスランドには、 幅10kmの地溝帯があり、この地溝帯によって出来た割れ目の事をギャウと言います。 この地溝帯が海面下以外に地上で観察できる場所が、ここシンクベトリル国立公園なのです。 アイスランドの国土は、毎年東西に2~3センチ広がっていて、いまだに生きている島なのです。 1944年には、このシンクベトリルで独立宣言が行われ、毎年6月17日の独立記念日には、行事が催されます。 時期によっては、多くのアイスランド人がペットを連れて散歩に訪れます。 駐車場は、2箇所あり、ツアーなどに参加した場合は、同じ道を戻ることなく、 シンクベトリルの要所を見て回ることができます。 シンクべトラバートンから流れ出ている川がいくつかあり、とても透き通っていて綺麗な水です。 この川にコインを投げ込んで、底に着くまでそのコインを見ている事ができれば、 Luckがあると言われています。是非試してみてください。
Geysir(ゲイシール)
ゲイシールと言う言葉をよく耳にする事があると思います。間欠泉と言う意味で使われていますが、 もともとは、アイスランドのゲイシールと言うことばをそのまま使っているのです。 世界には、アイスランドの他に3つしか、間欠泉はありません。アメリカのイエローストーン、 ニュージーランド、カムチャッカ半島です。アイスランドの間欠泉の1つをゲイシールと呼んでいますが、 現在このゲイシールは、休止しています。他にストロックルという間欠泉が現在、活動しており、 5分に1度位の間隔で温水柱を吹き上げています。直径2メートルの口から、 引力に逆らって吹き上がる温水は、地球の息吹を感じます。
吹き上がる温水の温度は、約100度になりますので、風向きを考慮にいれて、 火傷にはくれぐれもお気をつけ下さい。柵のような物は一切ありません。 アイスランドは、自己責任の国です。 ゲイシールには、ホテルゲイシールもあり、冬にはオーロラ鑑賞もできます。
Gullfoss(グトルフォス)
ゲイシールから約30キロ内陸に行った所にグルフォスの(黄金の滝)があります。 普通滝は、山の上から下に落ちて行く物ですが、アイスランドには色々な顔を持った滝があり、 グルフォスの滝は、我々と同じレベルから大渓谷に流れ落ちて行く大瀑布です。 氷河から流れ出た川の幅が70メートル、滝は二段に別れ、一段の高さは、15~30メートル、 落差は32メートルになります。正に豪快な滝です。流れ落ちる水によって水煙があがり、 天気の良い日はそこにいつも虹が掛かっています。冬には、滝の半分が氷、半分が流れ落ちていて、 凍った氷の上に雪が積もっていたりして、夏とは違った趣があります。 駐車場から滝までは、約10分、手すりが付いた坂道を下っていきます。 この下り坂は冬になると凍ってしまうこともあり、トレッキングシューズのような靴が必需品です。 滝の周りには柵はなく、滝の傍まで近寄ることが出来るので、一歩踏み間違えれば、 滝に落ちてしまうので注意して下さい。
この滝は、1907年に英国のある企業が水力発電所を作る計画を立て、 その話を聞いた近くの農夫トーマスがこの計画に猛反対いたしました。 その娘シーグリーズルは父親の意見に賛同して、毎日レイキャヴィークまで計画の中止を訴える為に歩き、 「もし、この美しい滝が外国資本に売られた場合は、滝にミを投じる」と訴え、 正式な売買契約がなされていたにも拘わらず、契約が無効になったという、 アイスランドらしい実話が残っています。
ミールダルスヨークトルとエイヤフャットルヨークトルの間に遊歩道があり、 両サイドに氷河見ながらのトレッキングが盛んです。 残念な事に、アイスランドの氷河は温暖化の為に毎年後退を続けていて、 1年後に同じ場所から同じ光景を目にすることができなくなってきています。
滝メイン
Mýrdalsjökull(ミールダルスヨークトル)
ヨークトルとは、アイスランド語で氷河を意味します。 レイキャヴィークからリングロード1号線を使って東に向っていくと、左手にEyjafjallajökull (エイヤフャットラヨークトル氷河)が見えてきます。標高が1,665メートルの所にあり、 アイスランドで一番高い所にある氷河です。ミールダルスヨークトルは、 このエイヤフャットラヨークトルの東側、Vík í Mýrdal(ヴィーク・イー・ミールダル)の北側に位置し、 595平方キロの広さを持つこの氷河は、アイスランドで4番目に大きな氷河です。 氷河では、スノーモービルや、スーパージープ、犬ぞりなどを楽しむ事ができますが、 クレパスには気をつけなければなりません。又、1人で氷河を訪れる事は、あまりお薦めできません。 突然吹雪が襲ってきたり、アイスランドの自然は強大で図り知る事ができません。 又、この氷河の下には、Mr.Katla(カトラ火山)があり、何時噴火をしてもおかしくない状況にあります。 このカトラ火山は、40年から60年に1回噴火するといわれていて、最後に大きな噴火をしたのは、 1918年になります。この火山は、最もパワフルで、北半球では一番多きな活火山といわれています。 1918年の噴火に伴って、水と共に、溶岩が砕かれてできた莫大な砂が流されて来ました。 南部海岸を700平方キロに渡って埋め尽くされ、それが、ミールダルスサンドゥル砂原になったのです。 ここには、リングロード1号線が走っており、この砂漠の為に交通事故が相次いだ為、 今から20年程前にニュージーランドにあるルピナスの花がこの砂原に植えられるようになりました。
Hveragerði(クヴェラゲルジ)
リングロード1号線を南東に45キロ走った所に、人口1,700人と言う小さな町があります。 この町は、温泉、地熱を使った温室栽培が盛んに行われています。 この地域は、ヘンギットル火山地域の一部に属しています。町の反対側には、とても美しい丘や、木々、 色鮮やかな土や岩そして温泉があります。 温室栽培は約70年前から取り組まれるようになりましたが、現在では野菜だけでなく、お花なども栽培し、 クヴェラゲルジにとって、なくてはならない産業になっています。 このように、クヴェラゲルジは温泉を有効に使い、SPAなどにも力を入れており、 多くの旅行客を誘致しております。回りには光も少ないので、冬にはオーロラ鑑賞にも適している場所です。
Kirkjubæjarklaustur(キルキュバイヤルクロイストゥル)
ラーカギーガルの東よりのロードリング1号線沿いに、キルキュバイヤルクロイストゥルという小さな町が あります。人口は約160人で、Vík(ヴィーク)とHöfn(ホプン)の間にある町です。 1186年にアイルランドの修道女によって、ベネディクト修道院が始めて建てられました。 シストラフォス(シスターの滝)、シストラヴァートン(シスターの湖)等、 修道院時代に由来する名前が残っています。 ここでは、良い修道女と邪悪な修道女の歴史物語が町の人々によって、言い伝えられています。 元々2つの集会所があった場所は、火炙りの刑で焼かれ、 現在シストラタービ(シスターの岩)が記念として建てられてあります。 1人の修道女は、悪魔に魂を売って、教会の外に聖餐式で聖別されたパンを教会の外に運び、さらには、 男に対して色情であったと非難され、もう1人の修道女は、司教を冒涜したとして場罰せられたのです。 宗教改革の後に、2番目の修道女は無罪を立証され、彼女のお墓の上に献花されました。 シストラヴァートンも修道院に関わった伝説があります。 修道女は、湖で入浴をし、ある日2人の修道女が金のリングをした手を水の中で見て、 そのリングを掴もうとした時に、水の中に引き込まれて溺れてしまったのです。 1783年のラーカギーガルの噴火の時に、この町は有名になりました。 Jón Steingrímssonと言う牧師の"Fire Sermon"が有名になったのです。 言い伝えによると、牧師の話によって、溶岩の流れがとまり、町が救われたといわれています。 現在ある教会は、聖職者Jón Steingrímsson を記念して1974年に建てられました。
Lakagígar(ラーカギーガル)
1783年から1784年にかけて、ラーキ山で、アイスランドで一番おおきな大噴火が起きました。 ここは、ラーカギーガル火口郡から流れ出た溶岩によって作り出された135のクレーターがある場所です。 ラーカギーガルは、ヴァトナヨークトル国立公園の一部で、他の国立公園と同様に、 自然保護区に指定されています。ここには、3種類のクレーターがあり、1つが、スコーリアコーン、 2番目が、スパターコーン、3つ目が、アッシュリングです。 数日大地が揺れ続け、1783年6月8日に爆音と共に大噴火をおこしました。この大噴火は、 アイスランドで最も多くの犠牲者を出したのです。20万頭の羊、2万8千頭の馬、1万1千頭の牛が死んで、 9千人以上の人が死亡しました。しかし、この災害は流れ出る溶岩が理由ではなく、 有毒ガスが大きな理由でした。同時にこの噴火によって、大地に10箇所の亀裂が生じました。 1つの亀裂は、約2-5キロの長さになります。 この溶岩で出来たクレーター郡をエルトフロインと呼んでいます。 エルトフロインの面積は、565平方キロで、1つの噴火で流出した溶岩で形成された大地としえは、 世界最大と言われています。この大地は、アイスランドの土地の約0.5%を占めています。 リングロード1号線から北に行くと、206号線があり、 この道が135のクレーターがあるラーカギーガルに繋がります。 勿論、4輪駆動車しか走る事はできません。ラーキ山の頂上は、溶岩だらけですが、 その上には苔がびっしりと茂っていて、とても柔らかな物です。 頂上からの眺望は地球創生地を感じさせます。アイスランドを訪れた際には、 是非行ってみたい場所の1つです。
Landmannalaugar(ランドマンナロイガル)
トレッキングで一番訪れてみたい所は、なんといってもランドマンナロイガルでしょう。 ここには、キャンプ場があり、多くのヨーロッパ人が毎年キャンプに訪れます。 回りは渓谷に囲まれ、緑、赤、黒、白と、とてもカラフルな色をした山並みが眺められ、 とても素晴らしい光景です。赤い岩は、溶岩が酸化して、錆びた色になり、赤く見えます。 キャンプ場には、川が流れていて、冷たい水と地熱で湧き出た熱湯が混ざり合って調度良い温度になり、 日本でいう、本当の露天風呂を楽しむ事ができます。外気が冷たくても、寒さを感じません。 浅瀬の川なので、泳ぐことは出来ず座っているだけなので、隣の人と自然に会話が始まります。 勿論、熱湯の場所もあるので、お気をつけください。水着を忘れずに。
どのように保安官は、経済を助けない又、この川では、自然保護の観点から、石鹸の使用は禁止されています。 ランドマンナロイガルまでは、車で行く事ができますが、川を渡るので、 勿論4輪駆動以外の車では行く事ができません。 ハイキングと、トレッキングで有名なランドマンナロイガルは、約53キロのトレッキングコースがあります。 もし、南のソゥルスモルクからスタートした場合は、プラス24-26キロになり、 3日間かけてトレッキングをする事ができます。ソゥルスモルクからランドマンナロイガルまでのルーを "Laugavegurinn(Hot Spring Road)"と呼んでいます。 勿論、もっと日数を掛けて、景色を堪能することもできます。 ランドマンナライガルには、山小屋があり、110人からそれ以上の人が宿泊できます。 キャンプ場にも多くのテントを張ることができます。使用した石や木は、必ず元の位置に戻してください。 ランドマンナロイガルは、アイスランドでもとても大きな自然保護区です。
Nesjavellir(ネーシャヴェトリル)
アイスランドでも有名な地熱地帯です。ここでは、首都レイキャヴィークを含むアイスランドの約67%の 家庭に約120メガワットの電力と、毎秒1,800リットルのお湯を供給しています。 ここには、毎年多くの国から、視察に来ます。6月1日から8月31日まで、 毎日9時から17時まで視察する事ができます。(日曜日:13時から18時)Selfoss(セルフォス)
南部アイスランドの中心地は、このセルフォスになります。 アイスランドの首都レイキャヴィークから約50キロの所に位置し、町には、レストラン、薬局、映画館、 銀行等、全て生活に必要なお店があります。 セルフォスを流れるOlfusa(エルフサァウ)に1891年橋が掛けられ、 それからセルフォスは急激に成長を遂げました。 氷河とシンクヴェトラヴァートンから流れ出る水が交わるこのエルフサァウは、 セルフォスを象徴する川です。 リングロード1号を走り、セルフォスに着くと、セルフォスを分岐点として、ゴールデンサークルや、 ストックスエイリ、レイキャネス半島、エイヤルバッキに別れて行く事ができます。 セルフォスに滞在して、色々なツアーに参加するのも良いですね。
Seljalandsfoss(セリャラントフォス)
アイスランドでは数多くの滝を見ることができますが、 セリャランスフォスはアイスランドで有名な滝の1つです。 落差60メートルの滝の裏には小道があり、滝の裏を歩く事ができます。
Skogáfoss(スコゥガフォス)
南海岸から数キロ入った所の、リングロード1号線沿いにスコゥガフォスがあります。 落差が600メートルで、降りかかる水しぶきにはイオンが含まれ、天気の良い日は滝の前に虹が掛かり、 美しい光景を目にする事ができます。流れ落ちたスコゥガ川の下降は鮭が有名で、釣り人多くが訪れます。 滝の近くには民族博物館があり、以前アイスランド人が使用していた芝生の屋根は、とても印象に残ります。 又近くに、ホテルスコウガと言うホテルもあり、特に夏は沢山のお客が訪れます。
Stokkseyri(ストックセイリ)
セルフォスのを南下するとストックセイリという海岸沿いにある町に着きます。 ストックセイリの海岸は、真っ黒な砂浜で有名です。
とても広いこの海岸は、強風が吹きつけエルフスァウ川から流れてきた水とぶつかり大きな波がたち、多くの流木が流れて着く海岸です。氷河や、滝に負けず、アイスランドの自然の大きさを感じます。
ストックセイリは、芸術や文化でも有名です。
また、"Þuríðar cottage"という、18世紀から19世紀に活躍した、
女性船長Þuríður Einarsdóttirを記念した建物もあります。
更には、お化け博物館もあり、アイスランドで有名なお化けがどの様にして現れ どの様な現象を起こしたかなどを知る事ができます。
アイスランド人は、日本人同様に、亡霊を信じていまるのです。
海岸沿いにFjorudorudidと言う、美味しい海老を食べられるレストランがあります。南部アイスランドを訪れたら、是非立ち寄りたいレストランの一つです。 http://www.fjorubordid.is/
Thorsmörk(ソゥルスモルク)
レイキャヴィークから、リングロード1号線を通って、約150キロの所に位置します。 ソゥルスモルクは、3つの氷河、エイヤファットラヨークトル、ミールダルスヨークトル、 ティンドヒャトラヨークトルに囲まれている自然保護区です。アイスランドに珍しく木々があり、 ハイキングをすると森の中から溶岩台地を望むことができ、眺望は素晴らしいものがあります。
ソゥルスモルクに行くには、バスか、レンタカーまたは、ツアーを利用して、行きます。 バスは、レイキャヴィーク・エクスカーション社が毎日2往復(6月15日~8月31日)しています。 レンタカーを利用した場合は、リングロード1号線を南下して、 セリヤランスフォスを右手にMarkarfljót river(マルカルフリョット川)を渡っていきます。 ここから先は、4輪駆動の車で無い限り、レンタカーで行くことは、お勧めしません。 氷河から流れ出た水は、時に車をスタックさせ、大事故を起こすことがあります。
Vestmannaeyjar(ヴェストマンナロイヤル)・Westman Islands
ウェストマン諸島は、別名、ヴェストマンナロイヤルとも呼ばれています。 アイスランドの南海岸の南方にこの諸島があります。ウェストマン諸島の中で一番大きな島がHeimaey (ヘイマエイ)と呼ばれ、唯一人間が住んでいる島になります。他の島には、人は住んでいません。
この島の歴史を辿ると、とても興味深い話がサガに書かれています。 南西部に住んでいたアイルランド人の奴隷がオーナーを殺害して、人質をさらい、 このウェストマン諸島に逃げ込みました。 オーナー達は、血縁者を集い、島に逃げ込んだアイルランドの奴隷達を殺害して誘拐された子供や、 女性達を救出したのです。この殺戮者達をアイルランド人達は、 「ウェストマン」(西の殺戮者)と呼ぶようになったのです。
もっと激しい侵略が1627年にナイジェリアの海賊達によって行われました。 オランダ系南アフリカ生まれの白人、オスマントルコ帝国のアルジェリア人によって、行われました。 36人が殺害され、242人の島民が奴隷として連れ去られました。
この歴史のあるウェストマン諸島は、アイスランドの中でも大変ユニークな場所のひとつです。 繰り返しおこる大噴火、その噴火によって出来た絶壁によって、人を寄せ付けず、野鳥の聖地となり、 今ではアイスランドの象徴ともいえる西ツノメドリ(パフィンが世界で一番生息している地になっています。
1973年1月23日深夜2時に、死火山と考えられていたヘイマエイにあるヘルガフャトルで 大噴火が起きました。当時の人口は5880人で彼らは深い眠りの中にいました。 人々はこの大噴火に冷静に対処して、彼らは噴火から数時間のうちに殆どの人たちが船かボートに 非難しました。一人の死傷者も出すことの無かった大脱出に世界の多くのメディアで取り上げられました。 その日の夜には、火山灰降りしきる中、レイキャヴィークから飛行機が到着し、島民を救出したのです。 その後島民の間で消化活動が行われました。海水を使って溶岩に注ぎこみ、 溶岩の流れを止めるか流れの方向を変えようという案が取り上げられ、世界的にも注目されました。 1000リットルの水を1000メートルのホースで最大100メートルの高さまで放出する事ができ、 約6200万トンの海水がくみ上げられました。そして数ヵ月後には約3分の2の島民が町に戻り、 町を復興させました。
1963年11月14日に噴火したSurtsey(スルツエイ島)は、2008年7月8日の世界遺産会議で、 アイスランドで初めて、世界自然遺産に登録されました。スルトとは、炎の剣をかざして南に襲い来る 巨人の名前を意味しています。スルツエイは、以下の用件を満たし、世界自然遺産に登録されました。 「陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において進行しつつある重要な生態学的、 生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。」
さて、このヘイマエイ島には、レイキャヴィークからAir Iceland が毎日就航していて、 飛行時間は25分です。Flugfélag Vestmannaeyjaという航空会社が、アイスランドの空港からフレキシブルに 飛行機を飛ばしています。また、航路でもヘイマエイ島に渡ることができ、南アイスランドのÞorlákshöfn( ソルラゥクスホフン)と言う港からフェリー会社Herjólfurが就航しております。所要時間は2時間45分、 最大旅客人数500人、最大車両50台になります。毎日就航しています。 但し、航空機、フェリーを利用した場合共、風が強く、天候によりキャンセル等が起きる場合が多いので、 注意が必要です。
ヘイマエイ島の大きさは、13.4平方キロで植民時代から漁業と野鳥の卵を捕って生計を立ててきました。 今でも、アイスランドの漁獲量の中で一番を占めています。 豊富な魚を求めて、数え切れないパフィンが春と夏に訪れます。 又、映画「フリー・ウイリー」の主役だったシャチの「けいこ」が1998年から2002年まで住んでいたことでも 有名です。この大自然を背景に、ヘイマエイ島には、アイスランドで一番美しいと言われているゴルフ場も あります。このように、ヘイマエイ島では、自然と戯れるアトラクションが沢山あります。 「バードウオッチング」、「トレッキング」、「ゴルフ」、「フィッシング」等。
ヘイマエイ島でのイベント
End of Eruption
7月第一週末(このイベントは、1973年の大噴火の沈下を祝ってのイベントです。週末の金曜日から伝統的なダンスや、歌を歌ったり、金曜日から土曜日を通して、町で盛大なイベントが開かれます。5年に一度、大きなイベントが行われ、ゴルフトーナメントなども行われます。)
Sailor's Day
6月第一週(このイベントは、1940年から続けられており、金曜日には、ゴルフトーナメントや、サッカー、そして、歌手と一緒に歌を歌い、盛り上がります。一番の目玉は、土曜日に行われます。船や、港を国旗で飾り、ボートレースや、海の上でのPillow fight等、様々な競技が行われます。)
The Festival
8月第一週末(この日は、アイスランドの各地でイベントが開かれます。金曜日から月曜日の朝までイベントが開かれています。メインは、金曜日にエキシビジョンで行われる焚き火と、土曜日に行われる花火、そして、ウェストマン諸島で最も人気のある歌手の1人、Árni Johnsenと共に、丘の上で歌うイベントでしょう。)
The Thirteenth
クリスマスイブ(アイスランドには、13人のサンタクロースがいるという言い伝えがあります。 13人のサンタクロースと両親達が色々な服装を着ます。このイベントは、ディナーの時間帯から厳密には、 参加者全てが、Háinという山に集まり、花火が打ち上げられてからスタートします。 花火が打ち上げられた後に、サンタクロースと彼らの両親は、松明を持って山から下りてきて、 サッカー場に向います。その間に若者だけでなく、お年寄りの人たちもサンタクロースと会話をしながら、 行進します。アイスランドでは、良い子にしていると窓に飾られた靴にプレゼントを貰うことができますが、 行儀の悪い子には、腐った古い芋が靴の中に入れられたりします。
Vík in Mýrdalur(ヴィーク・イン・ミールダール)
ヴィーク・イン・ミールダールは、アイスランドで最も南にある町です。 人口は、約600人で大西洋に面した町です。ヴィークは、アイスランドで一番降雨量の多い町で、雨や雪、 霧などが多く発生します。しかし、直ぐに天気が回復したりするので、とても大きな虹をよく見かけます。 ヴィークの海岸は、とても綺麗で、1991年の「世界で最も美しいビーチ」ベスト10に選べれています。 この海岸には、Dyrhólaey(ディルホラエイ)と言うとても珍しい形をした岩があります。 高さ120メートルの岬で、アイスランド本島の最南端にあります。
この岬にたって北を望むととても不思議な光景を目にします。ミールダルス氷河があり、黒砂があって、 そして大西洋があり、一度のこの3つの光景を目にする事ができるのです。 ヴィークには、セーター工場もあり、とても良い素材のセーターを安く購入する事ができます。
0 件のコメント:
コメントを投稿